朝課とは?

朝課

禅にまつわる「言葉」のエッセイ。

今回は第3弾といたしまして、「朝課(ちょうか)」についてをお送りいたします。

筆者のつたないつぶやきとして、楽しんでいただければ幸いです。

この記事を書いているのは

こんにちは「harusuke」と申します。

2012年駒澤大学卒業後、禅の修行道場で修行経験を積み、現在は都内に暮らしております。

さて、我々は寝て起きると「昨晩食べたもの」がきちんと消化されています。

それではその食べたものを寝ている間に消化してくれたのは果たして「私」でしょうか?

ようこそ、真実を探求するブログ「禅の旅」です。

目次

朝課とは

朝課

「朝課」とは「雲水さん」たちが毎朝行う、お勤めのことです。

「朝課諷経(ちょうかふぎん)」と呼ばれたりもします。

この朝課は毎日欠かされることのない「雲水さん」たちの大切な日課なんですね。

なぜこの「朝課」が大切かというと、この「朝課」も「坐禅」や「作務」と同様、「仏道修行」の一つだからです。

さて、毎日僧堂で修行を行っている「雲水さん」たちは、まだ日も昇らないうちの朝早くに起きて「法堂(はっとう)」と呼ばれる道場に向かいます。

そしてそこで「読経(どっきょう)」を行うんですね。

「木魚」や「鐘」の音にあわせて、「雲水さん」たちの読経が「法堂内」に響き渡ります。

その際、読まれるお経は「般若心経」や「大悲心陀羅尼」などが有名です。

またこの「朝課」において「雲水さん」たちは「読経」の他にも「お焼香」や「礼拝」を行います。

永平寺の朝課

福井県にある大本山「永平寺」でも「雲水さん」たちによる毎朝の「朝課」は欠かさずに行われております。

永平寺ではまず、朝起きたら役寮さんと修行僧が共に「坐禅」を行います。

そしてその「坐禅」が終わると、役寮さんと修行僧が揃ってそのまま「法堂」へと向かい、「朝課」を行うのです。

200名近い大衆が声を揃え読経を行う姿はあまりにも荘厳です。

また「永平寺」ではこの「朝課」の他に、日中に行う「日中諷経」、夕方に行われる「晩課諷経」があります。

この「諷経」を目当てに「永平寺」に訪れる参拝者の方も多くいます。

朝課

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