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「生きること」が本当の救い。ここで生きること。この水の中の世界を生きるということ。
どのような「心構え」で生きるのが正しいか。果たしてこの世界の「真実」とは何か。 しかし、このような考えに縛られることほど、馬鹿らしいものはありません。 なぜならそんなことを気にしなくても、あるいは明らかにしなくても、事実、生きていける。た... -
「無常」とは?死してもなお「仏」ということ。
人はいずれ死にます。死ぬと焼かれ「骨」になります。その焼かれている途中で、血肉はなくなり、空へと帰り、宇宙へと帰っていきます。 さらに「骨」だけになって、お墓に入ってもいずれはその骨も無くなってしまいます。 要するにこの世界で永久に形をと... -
「無為法」について。我々がわかっておかなければいけないこと
「清浄本然、云何が忽ち山河大地を生ずや」 これは、 本来清浄なものから、どうして山河大地など色々な差別相が生じるのでしょうか という意味になります。 「楞厳経」という仏典の中に出てくる一文に対し、とある修行僧が疑問をいだきました。 要するに「... -
ここは「魔法(仏)」の世界。うちわで仰げば「風」が起こる。
最近は堅っ苦しい記事ばかりでしたから、たまにはこうした「厨二病感」を匂わせる記事も悪くはないのではないでしょうか。 今私は「植物学」の本を読んでいます。そこで色々なことを学ばせてもらっています。 実はそれで新しい気づきがあったんです。今回... -
「仏教」もない、「禅」もない、「仏」もない、「救い」もない。
タイトルで少し驚かれた人もいると思いますが、要するに今回も以下の2つの記事と同じように「仏教」とは何か、ということを考えてみたいと思うのです。 日本はかつて「仏教大国」と呼ばれておりました。残念ながら今は人々の信仰心は薄れ、なかなかそのよ... -
「仏性」とは何か?存在が「仏性」。我々が仏である理由。
例えばトイレで用を足した後、レバーを引けば簡単に水が流れます。 リモコンのスイッチを入れれば、簡単に冷房がきき始めます。 あるいは「うちわ」で仰げば、風が起こります。 或いは人間以前の、大自然のみの世界だったとしてもそうです。 木々が自らの... -
米一粒の「扱い」、本当の「道理」について考える
まずはこちらの一文をお読みください。 昔は「ご飯一粒でも粗末にすると目が潰れるぞ」と言いました。今は、そんなふうにいうと「何だ目なんか潰れていないじゃないか、そんなのウソだ」と反抗して、子供の方が文句を言うそうですよ。私はお年寄りに言うん... -
「怒り」とは?「感情」とは?感情は「生き物」、「仏」。
「怒り」も大切な仏の作用です。 そもそもこの「怒り」に限らず、感情自体が仏の産物だということです。 この感情は人間だけにしかないもので、他の生物にはありません。また実際に手に取ることのできないものです。 例えば今回の「怒り」に関しても「怒り... -
「うちわ」で仰ぐと、風が起こるということ
今年も例年通り非常に暑い日が続きました。我らが上野及び、下野界隈の暑さ事情でいえば、群馬県伊勢崎市が史上最高気温を記録したとのことで、世間を賑わせました。この暑さ、今後どうなって行くのか不安です。さて、そんな暑い夏に欠かせない道具といえ... -
「布施」で世界は回っている。誰もが安心して生きていける仕組み。
お釈迦さまの御臨終に際しては、チュンダ村のスジャータという村娘から豚肉の施しを受け、それをいただいたことによって、今で言う下痢を催された。それが原因でお亡くなりになったと言われております。 施されたお肉、それが実は腐っていたというのです。...