2021年7月– date –
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道元禅師にまつわるエピソード、「紫の衣」について
地位や名誉とは縁遠い山奥の地で、多くの弟子達と坐禅修行に励み、自身の生涯を「坐禅」に捧げてこられた道元禅師。 そして真実の追求のために、ただひたすら「坐禅」に打ち込む。 つまりその「真実」にひたすら打ち込める環境こそ、道元禅師にとっては地... -
「生命の実物のしっぱなし」普勧坐禅儀に学ぶ⑰
今回は、 心意識の運転を停(や)め、念想観の測量(しきりょう)を止(や)めて、 という部分を解説していきます。 それではまず初めに前回の、 のポイントを振り返りたいと思います。 前回のポイント 道元禅師の言う「参禅」とは「坐禅」のことをさす。 ... -
坐禅に関する大きな疑問選!一つずつ分かりやすく解説します。
「坐禅」をひたすらに実践し続ける事の重要性(只管打坐)をお説きになった道元禅師。「坐禅」こそが悟り。このような思し召しであるわけです。 「坐禅」を行う事は「生命の実践」、「仏行」とも言われております。 今世界中でブームを巻き起こしているこ... -
自宅で簡単!誰でも出来る「坐禅」の仕方について
道元禅師がおすすめになる「坐禅」。 我々は生まれながらに仏であるにも関わらず、なぜ修行をしなければならないのか? このような疑問を当時の若かりし道元禅師はいだきました。そして中国へ赴き、そこで正師となる如浄禅師と出会い、さらに様々な経験を... -
「坐禅における心構えとは?」普勧坐禅儀に学ぶ⑯
本記事では道元禅師がしるされた『普勧坐禅儀』について学んでいきます。 今回は、 夫れ参禅は静室(じょうしつ)宜しく、飲飡(おんさん)[飲食(おんじき)]節あり、諸縁を放捨し、万事を休息して、善悪(ぜんなく)を思はず、是非を管すること莫(なか... -
「禅の至極、恁麼とは?」普勧坐禅儀に学ぶ⑮
本記事では道元禅師がしるされた『普勧坐禅儀』について学んでいきます。 今回は、 恁麼(いんも)の事(じ)を得んと欲せば、急に恁麼の事(じ)を務(つと)めよ。 という部分を解説していきます。 それではまず初めに前回の、 のポイントを振り返りたい... -
「人間が生きる目的、本来の面目とは?」普勧坐禅儀に学ぶ⑭
本記事では道元禅師がしるされた『普勧坐禅儀』について学んでいきます。 今回は、 身心(しんじん)自然(じねん)に脱落して、本来の面目(めんもく)現前(げんぜん)せん。 という部分を解説していきます。 それではまず初めに前回の、 のポイントを振... -
曹洞宗の「面壁坐禅」と臨済宗の「対座坐禅」その違いは何か?簡単にご紹介。
現在日本における禅宗は「曹洞宗」、「臨済宗」、「黄檗宗」の3つがあります。 その中で曹洞宗の「坐禅」は壁に向かって行います。これを「面壁坐禅」といいます。 一方、臨済宗と黄檗宗の「坐禅」は人と向かい合って「対座」形式で行われます。 今回、こ... -
「言葉」では「真実」に辿り着くことはできない。普勧坐禅儀に学ぶ⑬
本記事では道元禅師がしるされた『普勧坐禅儀』について学んでいきます。 今回は、 所以(ゆえ)に須(すべか)らく言(こと)を尋ね語を逐ふの解行(げぎょう)を休すべし。須らく囘光返照(えこうへんしょう)の退歩を学すべし。 という部分を解説してい... -
宏知正覚(わんししょうかく)禅師の貫いた坐禅とは?
今回は、宏知正覚(わんししょうかく)禅師についてご紹介させてください。 「宏知正覚禅師」は道元禅師が非常に尊敬しておられた祖師のお一人であります。 祖師を慕う敬称として「古仏」という表現をしますが、道元禅師はこの言葉をあまり使いません。 し...
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