新着記事一覧
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「人間の思いがおこれば天地ほどの違いが生じる」普勧坐禅儀に学ぶ⑧
本記事では道元禅師がしるされた『普勧坐禅儀』について学んでいきます。 今回は、 然(しか)れども、毫釐(ごうり)も差(しゃ)有れば、天地懸(はるか)に隔り、違順(いじゅん)纔(わず)かに起れば、紛然として心(しん)を(の)失す。 という部分... -
「自分は全体で、全体は自分」普勧坐禅儀に学ぶ⑦
本記事では道元禅師がしるされた『普勧坐禅儀』について学んでいきます。 今回は、 大都(おおよそ)当処(とうじょ)を離れず、豈に修行の脚頭(きゃくとう)を用ふる者ならんや。 という部分を解説していきます。 まず前回の、 のポイントを振り返りたい... -
「寒山拾得と麻浴宝徹禅師のとある話を参考にする」普勧坐禅儀に学ぶ⑥
本記事では道元禅師がしるされた『普勧坐禅儀』について学んでいきたいと思います。 今回は前回の内容も踏まえつつ、 況んや全体逈(はる)かに塵埃(じんない)を出(い)づ、孰(たれ)か払拭(ほっしき)の手段を信ぜん。 という部分を解説していきます... -
「塵や埃もない世界」普勧坐禅儀に学ぶ⑤
本記事では道元禅師がしるされた『普勧坐禅儀』について学んでいきたいと思います。 今回は、 況んや全体逈(はる)かに塵埃(じんない)を出(い)づ、孰(たれ)か払拭(ほっしき)の手段を信ぜん。 という部分を解説していきたいと思います。 まず前回... -
「ただひたすらに全体」普勧坐禅儀に学ぶ④
本記事では道元禅師がしるされた『普勧坐禅儀』について学んでいきます。 今回は、 況んや全体逈(はる)かに という部分を解説していきたいと思います。 まず前回の、 のポイントを振り返りましょう。 前回のポイント 「宗」とは大元、命の源という意味。... -
「仏法とはみんなが乗ることの出来る乗り物」普勧坐禅儀に学ぶ③
本記事では道元禅師がしるされた『普勧坐禅儀』について学んでいきます。 今回は、 宗乗(しゅうじょう)自在、何ぞ功夫(くふう)を費(ついや)さん。 という部分を解説していきたいと思います。 まず前回の、 のポイントを振り返りましょう。 前回のポ... -
「自由」とは何か?について「鈴木大拙」氏の観点で考察する。
本記事では「自由」とは何か?有名仏教学者の「鈴木大拙(すずきだいせつ)」氏の観点を参考に考えていきたいと思います。 それはそれとして、我々は常に自由な命を生きています。これは絶対的な事実です。それがどういうことなのかについてもお伝えしてい... -
「叢林とは?」普勧坐禅儀に学ぶ②
本記事では道元禅師がしるされた「普勧坐禅儀」について学んでいきたいと思います。 今回は、前回に引き続き『普勧坐禅儀』本文の、 「原ぬるに、夫れ道本円通、争でか修証を仮らん。」 という部分を解説していきたいと思います。 前回解説しきれなかった... -
「普勧坐禅儀のタイトルにもなっている普勧の意味とは?」普勧坐禅儀に学ぶ①
本記事を皮切りに道元禅師のおしるしになった『普勧坐禅儀』を学んでいきたいと思います。 本記事はその第一弾と致しまして、『普勧坐禅儀』のタイトルにもある「普勧」の意味について解説してまいります。 記事後半では実際に、『普勧坐禅儀』冒頭の、 「... -
「概念化」とは?「概念」の危うさと正しい「概念」との向き合い方についての話。
今回は、少し人間の特性についてお話できればと思います。 その中の「概念」についてお話できればと思います。 我々人間は概念を保有する生き物です。しかしそれは果たしてどういったものなのか?本来の生き方として見たときにこの概念巡りをしている人間...